ユーロ高値圏で神経質な動き
ユーロは高値圏で揉みあい後に海外時間に入り反落
昨晩の海外時間さらにじりじりと値を上げて1.1450に迫る勢いのまま東京時間に入ったユーロは、しかし日中は伸び悩んで高値圏でのもみ合いとなりました。東京時間ユーロドルは1.1427-1.1445の狭いレンジでの取引に終始しましたが、意外に力なく何度も上値をトライしたというよりはじり安の展開、更なる上昇への突破口となるトレンドライン1.1452を抜けることはできませんでした。
夕刻欧州勢参入後は反落して18:00現在は1.14割れをうかがう動きとなっています。
ユーロ円もユーロドル安を反映して128円を割り込んできています。
一旦調整の後は再上昇を見込むも勝負は週明けか
15:00に発表となったドイツの5月の小売売上高は前年比で予想2.8%を大きく上回る4.8%の増加、前月分も-0.9%から-0.4%に上方修正されており、その後ドイツの失業者数は予想に反して増加したものの、18:00発表のユーロ圏6月のCPIも前年比+1.3%と予想+1.2%より良化。急激に買われすぎたこと以外にユーロに特段の売り材料は見当たりません。
本日は週末かつ月末でもありますので、実需の動きや利益確定の売り等多少の調整は出てくるものと思われますが、ここを天井に再びレンジ内に戻るシナリオよりは一旦調整の後に来週一段高を目指すシナリオのほうが現状ではしっくり来る気がします。
今晩は、ユーロの対ドルでの下値押しが昨日の安値1.1375、それを下抜けた場合には1.1300で踏みとどまるかを見極め、調整が早め浅めに終了すれば逆に上値は1.1452レベルにあるトレンドライン突破が再び焦点となると考えますが、今晩のところはこのまま終息に向かう可能性のほうが高そうです。
序盤の欧州株価指数先物は欧州の債券相場が一旦落ち着いたこともあり英国を除きほぼ全面高、今晩米国では21:30 5月個人所得。消費支出、22:45 6月シカゴ購買部協会景気指数、23:00 ミシガン大消費者信頼感指数確報値等の指標が発表される予定です。
オーダー/ポジション状況
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