ランド円ショートコメント(2017年6月5日)

先週はズマ大統領の不信任決議は行われず、続投が決まったことで当面の政治的安定から週初の東京市場こそ高値での寄り付きを見せましたが、

ランド円ショートコメント(2017年6月5日)

ランド円ショートコメント

まず先週の振り返りですが、ランド円は政治的な不安がいったん遠のいたことから押し目買いが出やすいと判断し「8.55レベルをサポートに、8.85レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは安値が8.35レベル、高値が8.74レベルと、下方向に余裕ある動きを見せました。

先週はズマ大統領の不信任決議は行われず、続投が決まったことで当面の政治的安定から週初の東京市場こそ高値での寄り付きを見せましたが、その後は買いが続かずじり安の流れとなりました。事前の段階で続投の可能性が強かったこともあって、事実とともに利食いが出たという印象ですが、ズマ大統領のこれまでの強権的なスタンスから、期待できないという見方もあったように思えます。

今週の材料は、明日6日に発表される1〜3月期GDPですが予想は+0.9%、前回のマイナスから大きな改善となりますが、この予想に対して大きなズレが見られなければランドへの影響は限定的と考えることが出来ます。仮に下振れした場合にはランド安の材料となりやすいと言えるでしょう。

4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。

ランド円、ドルランド、ドル円四時間足

ランド円、ドルランド、ドル円四時間足

ドルランドはピンクのラインで示したような下降ウェッジを見せる一方、ドル円もまた上値の重たい展開となってきたことから、結果としてランド円は中立もみあいとなりやすい地合いです。ランド円についてはピンクの水平線で示したレンジが今週も繰り返される可能性が高いと見ています。

今週は8.35レベルをサポートに、8.70レベルをレジスタンスとする週を見ておきますが、8日のイベント集中日の動き次第ではランドも振らされる可能性があるという点だけは注意しておいて下さい。

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