トルコリラ円ショートコメント(2017年5月15日)

色々なイベントを通過し目立った材料が無かったこともありますが、トルコリラ単体では金利は高いものの高止まりのCPI(消費者物価指数)を見ると先行きは不安

トルコリラ円ショートコメント(2017年5月15日)

トルコリラ円ショートコメント

トルコリラ調整局面入り

まず先週の振り返りですが、トルコリラ円は「31.50レベルをサポートに、32.50レベルをレジスタンスと押し目買いが続きやすい週」を見ていました。実際のレンジは安値が31.31レベル、高値が31.98レベルと、かなり狭い値幅での展開が続きました。

色々なイベントを通過し目立った材料が無かったこともありますが、トルコリラ単体では金利は高いものの高止まりのCPI(消費者物価指数)を見ると先行きは不安、政治的には安定したものの海外からの視線は厳しいとこれまで続いてきたトルコリラ買いに対して、ここ2週間は調整局面入りしたと見ることが出来ます。

4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)を見ても横ばいになっていることがわかります。

     トルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円(四時間足)

     トルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円(四時間足)

こうなると今週もトルコリラか円での目立った材料が出ない限りトルコリラ円はもみあい継続と考えることが自然でしょう。今週は31.25レベルをサポートに、32.00レベルをレジスタンスとほぼ先週同様のレンジを見ておきます。

ランド円のコラムに書いたように、トルコリラに関しては対円よりも対ランドでの買いが中期的には良いのかもしれません。取引をするならTRY/JPYの買いとZAR/JPYの売りの組み合わせですから、これは誰にでもわかりやすい組み合わせです。

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