米国、トルコの反対の中シリアのクルド民兵に武器供与。リラ下落。
トランプ大統領はテロリスト集団のISが首都と定めるシリアの都市落下を奪還するために、シリアのクルド系民兵組織YPGに武器や装備の供給を行うことを承認しました。
トルコ政府はこの組織をトルコ国内で反政府活動を行う「クルド人労働者党」のシリア支部とみなしており、武器供与には強く反対していました。
米国はNATO、シリア正規軍がISを破りラッカを陥落させるためにはクルド人民兵の協力が不可欠として今回の決定に踏み切ったものです。
これに対してトルコのカニクリ副首相はその決定を受け入れることはできず、ISとの戦いがクルド勢力の援助によってのみ成功するとの米国の見解に真実は無いと反論しています。
トルコリラはこのニュースに急落し対ドルで3.58台から3.628レベルまで売られましたが、その後はやや戻し3.60台の取引です。対円でも31.80から一時は31.33近辺へ値を下げたものの31円台半ばまで戻して欧州時間を迎えています。
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