トルコリラ円ショートコメント(2017年2月20日)

トルコリラ円の動きはドル円が週前半に上昇、後半に下落という動きに沿ったものではありますが、

トルコリラ円ショートコメント(2017年2月20日)

トルコリラ円ショートコメント

まず先週の振り返りですが、「上昇チャンネル内での動きを考え・・30.00レベルをサポートに、31.20レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていましたが、実際のレンジは安値が30.59レベル、高値が31.47レベルとなり、思った以上にトルコリラが強い1週間となりました。

トルコリラ円の動きはドル円が週前半に上昇、後半に下落という動きに沿ったものではありますが、それ以上に先週書いたコメントのようにトルコリラが対円、対ドルともに緩やかな上昇傾向を見せている面が大きいと言えます。ドル円は週間安値圏での引けとなりましたが、トルコリラ円は週初より高い水準で引けたことからもトルコリラの強さがわかります。

チャートをご覧ください。4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)です。

      トルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円四時間足

      トルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円四時間足

これまでのトルコリラ円は赤い線で示した上昇チャンネルの中での動きでしたが、ここに来て青い線で示した上昇チャンネルへと若干ではありますが騰勢を強めています。これは中段のドルトルコリラにおいても中期的にトルコリラ高(ドル安)が継続していることからもわかります。

材料的にはトルコリラを買う目立った材料があるわけではありませんが、トランプ政権になって新興国通貨の中でも最弱とも言えるトルコリラに対する売り圧力が一時は強まっていましたが、中銀の利上げの動きが功を奏して売り圧力が弱まってきていることはたしかです。

長期的にはトルコリラ高の動きがこのまま続くとは考えにくいのですが、短期的には引き続き押し目買いの週となりそうです。今週は30.70レベルをサポートに、31.70レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

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