ランド円レポート月曜版
〇先週のランド円は売りが先行。その後もドルランドでドル買いが続いたことにより下げが続く
〇南ア中銀の金融政策決定会合は予想通りの現状維持、相場への影響はほとんど見られず
〇平行上昇チャンネルを明確に下抜け、10月安値と11月高値61.8%押しとなる7.85まで水準を下げる
〇次のターゲットは78.6%(61.8%の平方根)押しの7.73
〇今週は7.73レベルをサポートに8.00レベルをレジスタンスとする週とみる
先週の振り返り(ショートコメント)ですが、「引き続き緩やかな上昇トレンドを継続すると見て、大台8.00レベルをサポートに、チャンネル上限近くの8.35レベルをレジスタンスとする週」を考えました。実際のレンジは、安値が7.87レベル、高値が8.15レベルと、予想よりも大きくランド安の値動きが続いた一週間となりました。
先週のランド円は、ドル円が週前半に下げた動きからランド円でも売りが先行。その後はドル円がやや戻した後のもみあいとなった際にランド円は下げ続ける動きとなりましたが、こちらはドルランドでドル買い(ランド売り)が続いたことによるものでした。
材料的には南ア中銀の金融政策決定会合がありましたが、予想通りの現状維持となり、相場への影響はほとんど見られませんでした。10月初めから続いていたランド高の動きに対して、ドル円での調整売りが入ったことをきっかけにランド円でもポジション調整が入ったということでしょう。また、8.0円の大台を維持できなかったことで短期筋もいったん買いを投げたということになるかと思います。
今週は材料的には特に目立ったものも無く、テクニカルな観点からランド売りの流れを継続しやすい地合いにあると見てよいでしょう。いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。
これまでの10月安値を起点とした平行上昇チャンネルを明確に下抜けた動きとなり、10月安値と11月高値の61.8%押しとなる7.85まで水準を下げてきたことがわかります。次のターゲットとしては78.6%(61.8%の平方根)押しの7.73となります。今週は下げを継続し、同水準を目指しやすいと見てよいでしょう。
いっぽう上値については8.0円の大台を意識した展開となるでしょうから、今週は7.73レベルをサポートに8.00レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。
(ランド円のレポートですが、今回をもってしばらくの間休載させていただきます。ご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承ください。)
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