上値余地を探る動き。167円を割り込んで終えた場合は“ニュートラル”な状態に変化
170円台に乗せて終えれば一段の上昇へ
ユーロ円日足
直近の日足は高値圏で引ける大陽線で終え、6手連続陽線引けとなりました。下値を急角度で切り上げる流れを変えておらず、また、165.50超えから新たな上昇トレンド入りしており、短期トレンドは非常に強い状態を維持しています。直近の大陽線が大きな上昇エネルギーを吐き出した状態にあることや、値ごろ感では2008年7月に付けた169.97が意識され、目先のターゲット圏内に入ってきましたが、トレンドの崩れはなく、急反落にも繋がり難いと見られます。
但し、167円を割り込んで終えた場合は、4/19に付けた163.02を起点とする超短期的なサポートラインを下抜けて、調整下げ局面入りの可能性が高くなります。この場合でも基本トレンドが強く、調整下げに留まるなら165円台を大きく割り込まない可能性も高いと見ています。また、170円台に乗せて終えた場合は一段の上昇に繋がり易くなります。短期トレンドは163円割れで終えた場合は“弱気”に変化しますが、159円を割り込んで終えない限り、中期トレンドは大きく変化しません。
日足の上値抵抗は169.50-60,169.90-00,170.70-80に、下値抵抗は168.90-00,168.30-40,167.90-00,167.40-50,167.00±10銭にあります。全て下抜けて終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻して下値余地が若干拡がり易くなります。
21日、120日、200日移動平均線は164.73,161.28,159.97に位置しており、短・中期トレンドをサポートしています。
ユーロ円週足(移動平均線 赤:31週、青:62週)
一方直近の週足は、高値引けの大陽線で終え。短期トレンドは非常に強い状態にあります。また、前週足が新たな上昇トレンド入りしており、今週も上値トライの流れが継続すると見られます。但し、日足が167円割れで終えた場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻します。163円割れで越週した場合は下値リスクが点灯、160円を割り込んで越週した場合は、中期トレンドが変化します。逆に170円台に乗せて越週した場合は一段の上昇に繋がり易くなり、次のターゲットである172〜174円台をトライする動きへ。
上値抵抗は169.40-50,169.90-00にやや強い抵抗がありますが、170円台に乗せて終えた場合は、新たな上昇エネルギーを得て170.40-50,170.70-80,171.10-20,171.50-60,171.80-90,172.30-40の抵抗をどこまでクリアできるかトライする動きへ。下値は、168.80-90に軽い抵抗が、168.40-50,168.00-10に強い抵抗があり、下値余地が限られる展開が予想されますが、この下の167.80-90,167.40-50,167.00±10銭の抵抗を全て下抜けて終えた場合は、“ニュートラル”な状態に戻します。この場合でも165.00-10以下に強い下値抵抗が控えており、調整下げに留まるなら163円を大きく下抜けない可能性も高いと見ています。
オーダー/ポジション状況
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