上値余地を探る動きが継続
昨日の海外市場では米第一四半期GDPが前期比+1.6%に留まり、市場予想を下回ったことからドル売りが優勢となる場面がありましたが、同時に発表された個人消費支出(PCE)物価指数(コア)が前期比年率+3.7%と伸びが加速したことや、新規失業保険申請件数が207千件と市場予想を下回り労働市場の堅調さを示したことから金利が上昇し、円売りが強まったことや、ユーロが対ドルで下げ渋りの展開となったことから、ユーロ/円は続伸し、高値圏で引けています。
チャートを見ると、日足は5手連続陽線引けとなり、下値を急角度で切り上げています。短期トレンドは非常に強い状態を維持しており、上値トライの動きが継続し、下値余地が限られる展開が予想されます。但し、165円を割り込んで終えた場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して下値余地が若干拡がり易くなります。この場合でも160円を割り込んで終えない限り、短期トレンドは“弱気”に変化しません。このラリーでのターゲットは167〜168円台、最大で169円台半ばと見ていますが、170円台に乗せて終えた場合は新たな上昇トレンド入りの可能性が点灯します。
ユーロ円日足
(移動平均線 赤:21日、青:120日、緑:200日)
オーダー/ポジション状況
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