ドル円155円台半ば、日銀政策決定会合結果公表控え高値圏の小動き (4/26午前)

26日午前の東京市場でドル円は155円台半ばでの横ばい推移。

ドル円155円台半ば、日銀政策決定会合結果公表控え高値圏の小動き (4/26午前)

ドル円155円台半ば、日銀政策決定会合結果公表控え高値圏の小動き

26日午前の東京市場でドル円は155円台半ばでの横ばい推移。朝方155.65レベルで取引の始まったドル円は、日銀政策決定会合の結果公表を前に様子見気分が強まり、午前中155.44-66レンジでの小動きに終始しました。東京時間正午現在は155.55で取引されています。
尚、早い場合には正午前に明らかとなる日銀政策決定会合の結果は、本日は正午現在まだ公表されていません。

日経平均株価も、日銀の政策決定待ちで、序盤は前日終値を挟んでの一進一退となりましたが、前場終了にかけてやや買いが優勢となり、151円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、発表された米1QGDP速報値が前回+3.4%、事前予想+2.5%に対し、結果+1.6%と予想以上に鈍化。個人消費も同様に予想外の鈍化を示した一方で、PCEコアデフレータは前回+2.0%に対し予想+3.4%を大きく上回る+3.7%を示し、スタグフレーションを連想させる内容。
米長期金利は急落後に急反騰し、一時4.73%台をつけました。ドル円も155.33まで急反落の直後に155.75まで切り返す荒い値動きとなり、155.65で米国時間の取引を終えています。
尚、昨晩は時事通信が、「本日の政策決定会合で日銀は国債買い入れの方法を検討する」と報じ、一方で米イエレン財務長官は「介入がめったに起きず、過度な変動がある場合に限定され、事前に協議があることが期待される」と述べましたが、いずれも為替市場への影響は限定的でした。

テクニカルにはドル円は、連日、高値圏で上値下値を切り上げる動き。強いドル買い地合いが継続しています。
本日は午後以降日銀政策決定会合、植田総裁記者会見、今晩の米4月PCEコアデフレータの発表と重大イベント目白押しの上、相場の動き次第では政府・日銀の市場介入の可能性も高く、波乱含みです。

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