ランド円ショートコメント(23/10/23)

実際のレンジは安値が7.79レベル、高値が7.98レベルと予想レンジの内側で狭い値幅での取引に終始していました。

ランド円ショートコメント(23/10/23)

ランド円ショートコメント

先週の振り返りですが「改めて上値を試しやすくなったと見て、以前の安値圏と重なる7.70レベルをサポートに、大台8.00レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が7.79レベル、高値が7.98レベルと予想レンジの内側で狭い値幅での取引に終始していました。

先週のランドですが、目立った材料と言えばイスラエル情勢を懸念した安全資産への逃避から金価格が上昇したため、そこから金産出国としてのランドに買いが入ったというのが週前半です。週初から前週高値を上抜ける動きとなりましたが、高値が7.98レベルと8円の大台を試しきれなかったことから、やや水準を下げての週末クローズとなりました。ただ、値幅自体は狭く19銭幅と取引自体はあまり活発では無かったと言えます。

今週も金価格の動向を横目で見ながらということになりますが、今週はECB理事会、来週は日銀会合とFOMCと主要国の金融政策ウィークを前に一段と動きにくくなっていくように思います。ドル円が150円の大台を前に高値圏で膠着していることも、動きを鈍くしている要因ですが、現状ではFRBがターミナルレートに到達した可能性は高いものの、引き締め自体は長期化するということもあり、短期的に新興国通貨の買い自体がやりにくくなっている印象です。

テクニカルにはいつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。

ランド円ショートコメント

3週前安値と先週高値との半値押しがほぼ先週安値と重なっていますが、上値トライを失敗したことで次の下値の目途としては61.8%押しの7.74を試す流れになってきそうです。いっぽうで先週高値は引き続きレジスタンスとなりますので、今週は7.74レベルをサポートに、7.98レベルをレジスタンスとする週を考えておきます。

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