トルコリラ円ショートコメント(23/9/4)

実際のレンジは安値が5.34レベル、高値が5.67レベルと、ほとんど動きの見られない一週間となりました。

トルコリラ円ショートコメント(23/9/4)

トルコリラ円ショートコメント

先週の振り返りですが、「前週までの値動きを考慮して、5.40レベルをサポートに、5.80レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が5.34レベル、高値が5.67レベルと、ほとんど動きの見られない一週間となりました。

先週のトルコリラは前週にトルコ中銀がサプライズの7.5%利上げに踏み切った後の様子見の一週間であったと考えられますが、以前のトルコリラに興味が無いから動かないというネガティブなもみあいでは無かったと考えられます。これまでは海外の投資家に見放されていたトルコの金融市場ですが、インフレ退治に積極的な対応に舵を切った中銀と、海外の投資家と積極的な対話を進める財務省との動きを交換する動きは今後出てくるものと見られます。

おそらく、中長期的にもトルコリラは今後安定してくると考えられますし、日本の個人投資家からすればトルコの高金利はスワップ金利狙いで動くにも魅力的な通貨に戻ったと言えるでしょう。ただ、ごく短期的にはドル円、クロス円の上値が重くなってきていることから、トルコリラ円に関しては短期的にはもみあいというステージにあるでしょう。

テクニカルにはいつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)もご覧ください。

トルコリラ円ショートコメント

今週も最近の高値6.02と安値5.00を基準に考えますが、サポート側は23.6%戻しの5.24、レジスタンス側は61.8%戻しの5.63が妥当な水準です。それぞれの水準の内側で考え、今週は5.25レベルをサポートに、5.60レベルをレジスタンスとする週とします。

中期的にはどこかでトルコリラが対ドルでも強含むという動きが出てくると見ていますが、そうなった時には本当に資金がトルコに戻って来つつあるという判断をすることが出来るでしょう。

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