ランド円ショートコメント
まず、先週の振り返りですが、「直近のレンジ内での動きを継続すると見て、大台7.00レベルをサポートに、7.25レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が7.13レベル、高値が7.43レベルと、最近のもみあいを上抜けし、5月2日高値7.48に近づく大幅高の週となりました。
先週のランドはいくつか発表された経済指標が予想よりも強かったという面もありますが、それ以上に5月上旬から6月上旬までのもみあいを上抜けしたテクニカルな要因が大きかったと見ています。ランド円は5月10日から6月7日まで、ほぼ7.00円から7.23円の狭いレンジでのもみあいを続けていました。そのため、当コラムでも7.00〜7.25円というレンジを2週連続で見ていたのですが、水曜にドルランドが5月24日安値、木曜に5月15日安値を次々と下抜け(チャート中段のピンクの水平線)、ランド買いが強まった結果としてランド円でもランド買いになりました。
ただ、対円では5月2日高値とも重なる7.50円を明確に上抜けないと本格的な上昇相場には繋がらないと言えるでしょう。逆に上抜ける時はランド円は一段高の動きを見せる可能性が高いと言えます。
テクニカルにはいつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。
サポートはこれまでのレジスタンスだった7.23レベルに近い7.25で良さそうですが、レジスタンスが7.50というのは現在の水準から考えると近すぎる印象です。ただ上述の通り明確に抜けると上昇に弾みがつきますので、いったん引っかかると見て7.55あたりを誤差の範囲と考えてみます。
今週は7.25レベルをサポートに、7.55レベルをレジスタンスとする週を考えておきます。
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