ランド円レポート月曜版(23/4/11)

短期的な高値は既に見て更なるランド売りの動きが入りやすい地合いにあると見てよいでしょう。

ランド円レポート月曜版(23/4/11)

ランド円レポート月曜版

〇先週のランド円、前週のサプライズ利上げによる上昇剥落等が主因か
〇今週は南ア材料よりFRB関係者の発言が相場を動かす要因となりそう
〇テクニカルには前週高値が目先の高値となり、大台7円への下げが継続しやすい地合い
〇引き続きランド円の下げを継続を予想
〇7.00レベルをサポートに、7.30レベルをレジスタンスとする週か

まず、先週の振り返り(ショートコメント)ですが、「テクニカルな観点から7.25レベルをサポートに、7.55レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは、安値が7.12レベル、高値が7.45レベルと、予想レンジよりも10銭ほど低い水準での取引となった一週間でした。

先週のランド安の要因は、前週の予想以上の0.5%利上げによるランド買いが剥落したこと、前週末に発表されたOPECプラスの減産がインフレ再燃による米金利上昇の思惑でドル買いが目立ったことがあげられますが、前者はその通りであるものの後者はそこまでのインパクトは無いと見ていますので、それが要因でドル買いに動いたのだとしたら調整が入るでしょうし、逆にベースにある南ア経済の弱さに起因するものだとすると、短期的な高値は既に見て更なるランド売りの動きが入りやすい地合いにあると見てよいでしょう。

今週は特に重要な経済指標はありませんが、南ア材料よりもFRB関係者の発言が続きますので、それらに伴い米金利の動きがドルランドに影響を与える動きが出てくるかもしれません。米金利の市場参加者はハト派的な方向に動き先週も一時的に5月FOMCでの利上げは見送りという見方が強まっていましたが、おそらくFRB関係者も一時期よりはタカ派で無くなっているでしょうから、5月利上げに慎重な発言が出てくるのか、あるいはインフレを懸念してタカ派な発言となるのか、ブラックアウト期間前の関係者発言に注目したいところです。

テクニカルには前週高値が目先の高値となり、大台7円への下げが継続しやすい地合いにあると見られます。いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。

ランド円レポート月曜版

ランド円、ドルランド、ドル円 四時間足

下値の目途は3月20日安値でもあった大台7.00円でよいと思いますが、上値の目途としては先々週高値7.50と先週安値7.12の半値戻し7.31を考えておくとよさそうです。

今週は引き続きランド円の下げを継続し、大台7.00レベルをサポートに、7.30レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。

注:ポイント要約は編集部

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る