トルコリラ円ショートコメント
まず、先週の振り返りですが、「基本的に横方向の動きを考え、6.75レベルをサポートに7.10レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が6.72レベル、高値が6.93レベルと、予想レンジに比べて狭いレンジでの動きに終始した一週間となりました。
先週のトルコリラは、相変わらずドルトルコリラは緩やかなトルコリラ安を継続中で、ドル円の動きがそのままトルコリラ円の動きとなっている状態に変わりはありません。ドル円が米国の景気後退懸念による米金利低下によるドル安とその後のイースター休暇前の買い戻しという動きがそのままトルコリラ円の動きとなっていました。
またドルトルコリラも緩やかなリラ安とはいっても史上最安値更新を邁進中であることから、トルコ中銀は先週末7日に新たな規制を導入しました。新規制ではトルコリラ保有率の低い銀行に対して準備金の引き上げや国際比率の引き上げといった罰則規定を設けたものですが、効果があるのかとなると疑問です。それ以上に来月の選挙に向けての動きが現在は最大の注目材料ということになり、トルコリラ安が止まることは無さそうです。
テクニカルにはいつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。
トルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円 4時間足
ドル円が先週後半に底堅い動きとなったことからトルコリラ円も底堅い動きではありますが、上値としては7.00円の大台がレジスタンスとなってくるでしょう。いっぽうで下値の目途は先週の安値圏です。
今週のトルコリラ円はドル円の動きから若干底堅い動きが考えられるものの、上値も限定的と考え、先週の安値圏と重なる6.70レベルをサポートに大台7.00レベルをレジスタンスとする週を考えておきます。
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