トルコリラ円ショートコメント
まず、先週の振り返りですが、「目立った材料は無くドルトルコリラの動きはこれまで同様のため、7.05レベルをサポートに、7.20レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が7.00レベル、高値が7.26レベルと、高値安値ともに予想よりも広がりました。
これはチャートを見ていただくとわかるのですが、管理されているレートではあるものの、一時的にドルトルコリラのスプレッドが広がっている部分があります。おそらくインターバンクからFX業者へのレート提示が広がっているためと考えられますが、こうした動きが頻繁になってくるとインターバンクの提示レートも悪化の一途を辿り最終的に市場参加者が激減という道を辿る可能性があります。今すぐでは無いにしても注意は必要な動きに思えます。
今週も基本的にはドルトルコリラは緩やかな上昇傾向、いっぽうでドル円は先週高値から下げに転じた動きになったと考えられます。つまりトルコリラ安・円高の流れになってきたと考えてよさそうです。
いつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。
上昇チャンネルを下抜けし、先週高値を当面の高値に下降トレンド入りしたと言えます。まだ下降チャンネルと言っても一週間にも満たないですが仮に引いてみました。
今週はこのチャンネルの延長線上で下げる展開を考え、6.85レベルをサポートに、7.15レベルをレジスタンスとする週を考えておきます。
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