3. トルコリラ円ショートコメント（23/2/27）

トルコリラ円ショートコメント（23/2/27）

先週のトルコリラは23日のトルコ中銀会合で利下げを行いましたが、予想よりも小幅の0.5％の利下げで8.5％となったことでトルコリラ売りにはつながりませんでした。

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トルコリラ円ショートコメント（23/2/27）

トルコリラ円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが、「最近の安値と高値の半値をサポートに高値をレジスタンスとする流れを考え、6.90レベルをサポートに、7.15レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が7.03レベル、高値が7.21レベルと、予想よりも円安（トルコリラ高）の動きとなりました。

先週のトルコリラは23日のトルコ中銀会合で利下げを行いましたが、予想よりも小幅の0.5％の利下げで8.5％となったことでトルコリラ売りにはつながりませんでした。ドルトルコリラは依然として緩やかなドル高トレンドを示す中で、先週はドル円でのドル高が強まり136円台に乗せて引けたことで、トルコリラ高というよりは日米金利差拡大による円安の動きとなった一週間と言ってよいでしょう。

トルコの総選挙実施（5月予定）までは現在のような相場が続く可能性はありますが、こうした管理相場がずっと続いたことはありませんから、どこかで大きくトルコリラ安が進む可能性はあります。ただ、今週では無いこともほぼ確かですから、今週もドル円の動きを考えながら予想を立てることとなります。

いつもの4時間足チャート（上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円）をご覧ください。

トルコリラ円ショートコメント

ドル円同様ですが、ここ3週間ほどは上昇チャンネルの中での動きになっていることがわかります。ただ、先週のドル円の上昇がやや大きかったことから、ここからの上昇（円安）は限定的と考えています。またドルトルコリラの動きも以前よりも振れが目立ち、一段と流動性が低下してきているようにも見えます。

今週はトルコリラ円もそろそろいったん上昇が止まりやすく、ドル円とともに上昇チャンネルの下抜けを想定したいところです。かなり主観的ではありますが、今週は大台7.00レベルをサポートに、先週高値をわずかに上回る程度で7.25レベルをレジスタンスとする週を考えておきます。

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