トルコリラ円ショートコメント
まず、先週の振り返りですが、「下降チャンネルを参考に、大台7.00レベルをサポートに、7.35レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは、安値が7.14レベル、高値が7.37レベルと、狭い値幅で比較的底堅い値動きの一週間でした。
先週のトルコリラは、これまで同様にドル円の動きに沿った動きとなっていて、ドルトルコリラがほぼ固定相場状態の中でドル円の上下で、トルコリラ円も上下した格好です。そして今週は13日に米国CPI、14日に最大の注目材料である米国FOMCと米金利とともに円相場が振れる可能性があるイベントが続きます。
現状は米金利低下とドル売りにより反応しやすい地合いが続いていますので、米国CPIが予想通り7.3%あるいはそれよりも弱い数字が出てくる場合、今年最も低いCPIということになり、金利低下とドル売りの動きになるでしょう。いっぽうで7.5%以上となると一時的に金利上昇とドル買いの動きとなりそうですが、FOMCを控えてそれほど大きくは動きにくいのではないかと見られます。
テクニカルにはいつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。
平行下降チャンネルの起点を10月21日高値からとしましたが、レジスタンス側は良さそうなものの下値側にはかなり距離があり、先々週安値7.13を参考とした方が現実的でしょう。
今週は7.10レベルをサポートに、7.40レベルをレジスタンスとする週を考えておきます。
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