トルコリラ円ショートコメント(22/9/12)

先週のトルコリラ円は、安値が7.65レベル、高値が7.92レベルと、予想よりもかなりトルコリラ高の一週間となりました。

トルコリラ円ショートコメント(22/9/12)

トルコリラ円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが「上昇チャンネル2つのラインを参考にして、7.45レベルをサポートに7.75レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が7.65レベル、高値が7.92レベルと、予想よりもかなりトルコリラ高の一週間となりました。

先週のトルコリラはトルコリラの好材料というよりも円安進行の影響が対トルコリラでも出たことでトルコリラよりも弱い日本円というある意味とんでもない状況を演じていたと言えます。トルコリラの材料としてはCPIが予想よりも良かったといったこともありましたが、それでも前回よりは上昇し80%を超えていますし、PPIも前回より下がったといっても143%台です。

こうした異常なインフレ率となっている一因がトルコ中銀が引き締めを行わなかったことにあるにもかかわらず、利下げの可能性があるとなれば、とてもトルコリラを買えるような地合いではありません。実際にドルトルコリラの動きは18.20前後でごく緩やかなドル高・トルコリラ安となっていて、ほぼ100%ドル円の円安とその後の調整の動きがトルコリラ円にも出たということになります。

先週高値の7.92レベルは7月18日以来ですが、7月15日につけた7.98が当面の上値のターゲットとなりやすい水準です。

テクニカルにはいつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

トルコリラ円ショートコメント

上に引いたピンクの水平線が7.98です。上値のターゲットは同水準でよさそうですが、下値については先週安値を参考にするとよさそうです。

引き続きドル円の動きがトルコリラ円の動きを左右すると見られますが、今週は7.65レベルをサポートに、上値のターゲットに重なる大台8.00レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。

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