ランド円ショートコメント
まず、先週の振り返りですが「直近3週間のレンジを参考に、大台8.00円をサポートに8.25円をレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が8.05レベル、高値が8.23レベルと、予想レンジの若干内側での取引を続けた一週間となりました。
先週のランドは週初こそ対ドル、対円でランド買いが先行しましたが、全体的なドル高の動きの中でドル円よりもドルランドでのドル買いが強まった結果、ランド円も下げる動きとなっていました。背景としては中国四川省成都のロックダウンが嫌気されたことがひとつ、もうひとつは南アの主要産品のひとつプラチナが年初来安値を更新し、2020年7月以来の安値をつけたことです。
以下はプラチナ(対ドル)の週足チャートです。
中国の成都ではロックダウンが延長されていますし、プラチナ価格はテクニカルにも下げやすい状況ですから、引き続きランドの上値は重くなりやすいと見てよいでしょう。
いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。
8月に8.24でダブルトップをつけたチャートとなっていて、現在はそのネックライン(ピンクの水平線)7.97をターゲットとしやすい地合いとなっています。
今週は大台を割り込み7.95レベルをサポートに、先週後半の戻り高値を参考に8.15レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。
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