ランド円ショートコメント(22/6/13)

先週のランド円は安値が8.38レベル、高値が8.79レベルと、更に上昇ペースを速めた後に週後半は下げ、ほぼ行って来いの一週間となりました。

ランド円ショートコメント(22/6/13)

ランド円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが「テクニカルな観点から8.20レベルをサポートに8.55レベルをレジスタンスとランド円の上昇ペースがやや鈍る週」を見ていました。実際のレンジは安値が8.38レベル、高値が8.79レベルと、更に上昇ペースを速めた後に週後半は下げ、ほぼ行って来いの一週間となりました。

先週のランドは7日に発表された南ア1〜3月期GDPが予想よりもかなり強かった(前年比1.7%の予想に対して3.0%)ことを受けてランド買いが強まり一時8.79レベルと2018年5月以来のランド高水準を見せました。しかし中国で新型コロナの感染者が拡大し再ロックダウンが懸念されていること、金曜に発表された米国CPIが8.6%と予想よりもかなり高く、米金利上昇によるドル買い・ランド売りが急速に強まり週初のレベルに押して引けました。

今週もFOMCがありタカ派な姿勢が示される可能性があることや、上海で1400万人を対象としたPCR検査実施の発表と再ロックダウンの懸念が一段と高まっていることを考えると、もう一段の調整が入る可能性が高いように思えます。

テクニカルにはいつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。

ランド円ショートコメント

これまでサポートライン(ピンク)の起点としていた安値7.84と先週高値8.79の61.8%押しが8.20となり、ちょうど今週サポートラインが上昇している位置と重なります。上値は短期的には高値を見たと思いますので、キリがよさそうな水準として8.60を考えます。

今週は8.20レベルをサポートに、8.60レベルをレジスタンスとやや下押しを継続する週を見ておきます。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る