ランド円ショートコメント
まず、先週の振り返りですが「テクニカルな観点から8.05レベルをサポートに8.30レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が7.96レベル、高値が8.25レベルと、予想レンジよりも売りが強まった一週間となりました。
先週のランドはそれまでの洪水問題に加え最大の貿易相手国の中国で上海に続き北京でもロックダウンが実施されていることが悪材料とされました。中国国内では両都市も含めて現在27都市でロックダウンが実施されていて影響を受ける住民は1億6500万人に達すると言われています。ランドにとっては内憂外患状態ですが、しばらくは国内外の材料がランドの上値を抑える流れになりやすいでしょう。
ランド円の場合は円安が大きく進んだことで短期的には底打ちした値動きともなっていますので、今週は先週のレンジを上抜け、ややランド円が強含む動きが予想されます。テクニカルにはいつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。
前週高値をピークに着実に水準を切り下げ週後半は円安相場で持ち直し週初の水準へと戻す動きとなっていることがわかります。また前週高値と先週安値との半値戻し8.34を青のターゲットでしめしてありますが、当面は同水準を試しに行きやすいと考えています。
今週は大台8円を割り込むことは無さそうですから8.05レベルをサポートに、上記ターゲットと重なる8.35レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。
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