トルコリラ円ショートコメント(22/1/31)

先週のトルコリラ円は、安値が8.28レベル、高値が8.50レベルと、さらに値幅を狭めすっかり以前の落ち着きを取り戻した動きを見せました。

トルコリラ円ショートコメント(22/1/31)

トルコリラ円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが「前週同様に61.8%押しの7.99と重なる大台8.00円をサポートに半値押し8.58と重なる8.60円をレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が8.28レベル、高値が8.50レベルと、さらに値幅を狭めすっかり以前の落ち着きを取り戻した動きを見せました。

先週のトルコリラは米国FOMC、ウクライナ問題とより大きな材料に目が向いたことで蚊帳の外状態が続き値動きも最近のレンジ内で全く動意薄ということになりましたが、気になるニュースとして統計局長官がエルドアン大統領により解任されました。そうした中で今週3日には注目のCPIが発表されますが、前回の36.08%から更に上昇して46.68%というかなり高いインフレ率が予想されています。

高い数字が出ても利上げに消極的なトルコ中銀のことを考えると売り材料となりますし、逆に低い数字が出たら統計局が長官解任を受けて数字を操作していると思われそうですから、いずれにしてもトルコリラ売りの材料とされそうです。今年に入ってから既に4週間、動きが鈍い展開が続いていることを考えると、次の動きは下(トルコリラ売り)ではないかという懸念を拭い去れません。

テクニカルにはいつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

トルコリラ円ショートコメント

週明けに若干買いが先行していますが、最近のレンジ内であることに変わりは無く、基本的に過去3週間のレンジ8.26〜8.67のレンジ内でのもみあい継続がCPI発表までの動きとなり、CPI発表前の水準にもよりますが、そこからは売りというイメージでいます。

今週は基本もみあいもややレンジを広げ、下値不安も考慮すると8.20レベルをサポートに8.70レベルをレジスタンスとする週を見ておくことが妥当と考えます。

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