欧州中央銀行(ECB)政策金利発表(21/12/16)

開催中のECB金融政策会合の要旨が本日16日に記者発表されます。その後はラガルド総裁の記者会見が予定されています。

欧州中央銀行(ECB)政策金利発表(21/12/16)

欧州中央銀行(ECB)政策金利発表

(2021年12月16日木曜日:東京時間21時45分、ラガルド総裁記者会見は22時30分)

開催中のECB金融政策会合の要旨が本日16日に記者発表されます。その後はラガルド総裁の記者会見が予定されています。 今回のECB会合に際しては、前回に続き全てのエコノミストが政策金利やその他の金利に関する政策は据え置きを予想しレンジ幅もありません。

欧州中央銀行政策金利予想

欧州中央銀行政策金利予想

(12月16日9時00分現在)

今回の注目点は
@ 11月30日公表のHICPコアが予想を上回る年率2.6%(予想2.3%)となり、ユーロ導入以来の高い水準にあります。9月に出されたECBの2021年末見込み2.2%(下表ご参照)も大きく上回っています。今回は経済見通しの改定が出ますので、2021年末が上方修正された上で、2022年末見込みの1.4%がどこまで改訂されるかを見ます。
A 今年のインフレが一過性なのか否かの議論がなされ、またどの様に変化したのかを議事要旨での確認になります。
B インフレファイターである独連銀総裁のHICPコアに関する意見もあれば注意となります。

C フィンランド中銀総裁のレーン氏は来年3月に終了するPEPP(パンデミック緊急債券購入プログラム)に関して扱いを議論すると示唆していますが、どのような内容になるか。市場の予想では、PEPPを3月末で終了するとの見方が大勢です。一部では6ヶ月延長の見方もある様です。
D 一方で、PEPPを終了した場合には、APP(資産購入プログラム)下で月次200億ユーロの資産購入を継続していますが、これを倍額の400億ユーロに修正するとしています。
E GDPなどの見通し変更にも注意します。

ECB見通しとHICPコアの予想

ECB見通しとHICPコアの予想

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欧州中央銀行(ECB)政策金利発表

(出所:ECB HP)

尚、前回(10月28日)会合の記者発表要旨の一部(政策金利と資産購入に関する項目のみ)は以下になっています。

欧州中央銀行(ECB)政策金利発表 2枚目の画像

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欧州中央銀行(ECB)政策金利発表 3枚目の画像

(注)本文はあくまで英文の一部を訳したものですので、和訳はあくまで便宜的なものとしてご利用頂き、適宜、英語の原文をご参照して頂きます様お願いします。(出所:ECB HP

ユーロドルの相場については14日の米小売売上高と16日のPMI指数を御参照願います。
(2021年12月16日10:50、1ユーロ=1.1286ドル)

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