米11月鉱工業生産指数の予想(21/12/16)

本日は、11月鉱工業生産指数(IP)と設備稼働率が発表されます。前回10月はIP及び設備稼働率共に予想を上回りました。

米11月鉱工業生産指数の予想(21/12/16)

米11月鉱工業生産指数の予想

(日本時間2021年12月16日23時15分発表予定)

本日は、11月鉱工業生産指数(IP)と設備稼働率が発表されます。前回10月はIP及び設備稼働率共に予想を上回りました。
11月はIPがやや伸び鈍化、設備稼働率は更なる改善予想です。後者は2018年〜19年にかけて80%付近までの高値がありましたが、それに近づいていく流れと、一方で供給混乱から半導体不足を含め材料不足により一時的に稼働率の上昇が抑制される可能性もあります。14日発表の12月NY連銀製造業景況指数(NY)も予想を上回りましたが、下図の3ヶ月移動平均線を見ると、横這いから脱していません。先々の製造業マインド良好状態は変わっていませんが、供給混乱から製造業に逼迫感がでてくると頭打ちの可能性もあります。流れとしては下図〇印の状況内にいると思われますが、NYの数値がかなり高いので、先々の上昇余力からみるとかなり厳しいところにいます。

米11月鉱工業生産指数の予想

(今回予想2021年12月16日11時00分現在)

鉱工業生産とNY連銀製造業景況指数

鉱工業生産とNY連銀製造業景況指数

(青の矢印が今日の発表値予想)
今日はECB金融政策の他に欧米の経済指標発表が目白押しです。特にECBが重要なので、その他は消化不良を起こすかもしれませんが、出た結果に異変が起きないかを見ておきます。

今日発表の米国経済指標

今日発表の米国経済指標

下図はドル円の日足チャートです。週足では111円50銭(乃至112円20銭)〜116円10銭でドル高トレンドになっていました。日足でも同じ状況が続いています。
10月4日底値からのラインA(=112円90銭)から平行に上げたB(=116円20銭)でドル高になっています。しかしながら、オミクロン株の世界的感染拡大により11月26日にドル急落してからは新たにC(=114円40銭)でドル高の抵抗線になっています。当面はAとCの112円90銭〜114円40銭でのドル高になります。Cを越えて終わればB方向トライになります。下値は12月6日底値からのD(=113円50銭)でドル高サポートラインを形成していますので、短期的にはDとCを見ておきます。

今日発表の米国経済指標 2枚目の画像

(2021年12月16日13:30 1ドル=114円14銭)

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