ユーロ圏・米国の12月PMI景況指数速報値の予想(21/12/16)

本日、ユーロ圏及び米国の12月PMI指数の速報値が発表されます。

ユーロ圏・米国の12月PMI景況指数速報値の予想(21/12/16)

ユーロ圏・米国の12月PMI景況指数速報値の予想

(日本時間2021年12月16日木曜日17時15分〜順次発表予定)

本日、ユーロ圏及び米国の12月PMI指数の速報値が発表されます。
前回11月はユーロ圏では製造業・サービス業共に予想を上回り、米国は両方とも下回りました。数値自体は米国>ユーロ圏で、特にサービス業の数値に差がでています。コロナウィルスの感染度合いにより欧州圏で一部地域のロックダウンも実施されているので、この差となっているようです。
今日はこの数値の4時間弱後に、ECBの金融政策や、その後にラガルド総裁の記者会見もありますので、PMI自体はレンジ上下限を越える数値になった場合は一時的に相場に影響がでそうです。

ユーロ圏12月PMI指数

(1)	ユーロ圏製造業PMI景況指数

(1) ユーロ圏製造業PMI景況指数

(今回発表予想)2021年12月16日8時30分現在)

(2)	ユーロ圏サービス業PMI景況指数

(2) ユーロ圏サービス業PMI景況指数

(今回発表予想)2021年12月16日8時30分現在)

米国12月PMI指数予想 

(東京時間23時45分発表)
  製造業    11月は58.3 (←予59.1)   12月:58.5(レンジ57.0〜59.4)
  サービス業  11月は58.0(←予59.0)    12月:58.8(レンジ56.0〜59.0)

下図は3地域の製造業PMI指数(米はISM)です。コロナ後は3地域共に大きく回復してきましたが、今年前半をピークにして、地域間にばらつきが出ています。ユーロ圏はほぼ一貫して下落基調、米国は横這い、日本がやっと回復基調になっています。日本の場合は過去の高値が55付近ですので、これ以上になるとかなり良い数値になります。
また、灰色の横線が米国のコロナ前の高値を基準、青の横線はユーロ圏の高値を基準にしていますが、その横線に絡んで推移している一方で、ユーロ圏は大きく下降を辿っています。先行きの景況感格差がでています。

ユーロ製造業PMI指数(青)、米ISM製造業指数(灰)、日本PMI製造業指数(オレンジ)

ユーロ製造業PMI指数(青)、米ISM製造業指数(灰)、日本PMI製造業指数(オレンジ)

(こげ茶:50)
青の矢印:12月ユーロ圏製造業PMI指数予想値、灰色の横線はISM、青の横線は欧州PMIの過去高値圏を結ぶライン

ユーロドルは14日の小売売上高時に添付した週足チャートのサポート1.1220を付けて小反発しました。まだ最初の関門であるFOMCを通過しただけです。週足ベースではまだ1.1220〜1.1445の収斂を継続しており、今日のECBで再確認することになります。
下図はユーロドルの日足チャートです。更に細かく見ると、5月下旬の高値から結んだ抵抗線A(=1.1520)とそこから平行に下したB(=1.1160)でユーロ安トレンドを形成しています。11月24日にこのBを割りましたが、直ぐに戻されており、週足と同じ様にD(=1.1220)でサポートされています。10月29日高値からの抵抗線Cは1.1340まで下がっているので、現在はこのCとDでの収斂になっています。もしCを上抜ければ、何度か戻り高で止められたE(=1.1385)付近の抵抗線、それをこなせばAまでの上値余地が広がります。一方で、Dを割ればBまでの下値トライに戻されます。

米国12月PMI指数予想 

(2021年12月16日10:15、1ユーロ=1.1288ドル)

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る