ランド円ショートコメント(21/10/25)

先週のランド円は安値が7.62レベル、高値が7.93レベルと、ほぼ予想に沿ったレンジの一週間となりました。

ランド円ショートコメント(21/10/25)

ランド円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが「これまでのレジスタンスラインが位置する7.60レベルをサポートに、大台手前でいったん上げ止まると見て7.90レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が7.62レベル、高値が7.93レベルと、ほぼ予想に沿ったレンジの一週間となりました。

先週のランドは週前半はこれまでの上昇トレンドを継続し、高値圏で安定しているエネルギー価格は資源国としてのランドの支えとなりましたし、中国のエバーグランデ問題も米ドル建ての利払いが行われたこともあって、リスクオフが収まったことも好材料だったと言えます。しかし、木曜のトルコリラの急落が新興国通貨には悪材料となり、トルコリラに連れ安となった面が大きかったと考えられますし、ドル円での円高方向の動きもランド円の下げ要因となりました。

テクニカルにはいつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。

ランド円ショートコメント

9月安値と10月高値のフィボナッチ・リトレースメントを引いてありますが、半値押しの7.62が現在サポートとなり得る6月高値からのレジスタンスライン(ピンクの太線)と同じ位置にあり、いったんは下げ止まりやすい水準でもあります。しかし、既にその水準にいてここから下がらないと見るのも不自然ですから、次のターゲットとなる61.8%押しの7.55水準をサポートと見てよいでしょう。

いっぽうで金曜の戻り高値7.80水準はレジスタンスとなると考えられます。今週のランド円は、テクニカルなターゲット7.55レベルをサポートに、週末戻り高値7.80レベルをレジスタンスとする週を見ておくこととします。

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