トルコリラ円ショートコメント(2021年8月2日)

週末にかけてトルコリラの買いが再開した動きとなりました。

トルコリラ円ショートコメント(2021年8月2日)

トルコリラ円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが「上昇チャンネルの中での動きと考えることが妥当に思え、それぞれのラインが位置する水準を参考に、12.70レベルをサポートに13.00レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは安値が12.71レベル、高値が13.03レベルと、ほぼ予想通りの動きになりました。

先週のトルコリラは、木曜までは前週の狭い値幅の中での動きを続けていましたが、トルコ中銀総裁が29日に引き締めスタンスを維持するとの発言を行ったことから、他に目立った材料が無い中で週末にかけてトルコリラの買いが再開した動きとなりました。

今週は中銀のスタンスを占う意味でも重要なCPIが明日発表されます。予想では年率で18.6%と前回の17.53%から上昇すると見られています。仮に上昇しなくとも先月水準であるならば中銀の引き締めスタンスは継続されるという見方で良いでしょうが、逆に予想に反して先月の数字よりも低いということになると、改めて利下げ思惑の再燃につながりますので、注意しておきたい数字です。

いつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

トルコリラ円ショートコメント

これまでの上昇チャンネルは既に上限に到達していますので、次のターゲットとしては5〜6月の高値圏となっていた13.20レベルが視野に入ります。またサポートについては先週、先々週と12.70レベルで下げ止まっていますので、CPIで変な数字が出なければ、引き続き同水準は割らずに若干安値を切り上げる展開を見てよいでしょう。

今週は、先週安値の若干上となる12.75レベルをサポートに、6月高値に近い13.15レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

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