トルコ円ショートコメント(2016年7月25日)

トルコ国内はクーデターが沈静化し落ち着きを取り戻してはいるものの、

トルコ円ショートコメント(2016年7月25日)

トルコ円ショートコメント

トルコ強権政治から独裁政治へ?

まず先週の振り返りですが、「34.20レベルをサポートに、36.00レベルをレジスタンス」とするレンジを予想しました。実際のレンジは安値が34.26レベル、高値が36.11レベルとなり、久しぶりに予想通りの見通しとなりました。

トルコ国内はクーデターが沈静化し落ち着きを取り戻してはいるものの、エルドアン大統領はここぞとばかりに反大統領派の公務員を大量に解職、停職へと追い込みこれまでの強権政治から一歩間違うと独裁政治へと向かう可能性が出ています。欧米諸国もその点に懸念を示し、格付け会社はトルコの格付けを引き下げる方向で検討しています。そうしたことを受け、対ドルではトルコリラが最安値を更新する動きを見せています。

トルコリラの対ドルチャートをご覧ください

            トルコリラ対ドル日足

            トルコリラ対ドル日足

クーデター未遂直後の安値をトライか レンジ33.60-35.50

ピンクの水平線で示した水準がこれまでの最安値(今年1月20日)で、ちょうど5月安値を起点に5月高値への上げ、6月安値への押しから計算されるフィボナッチ・エクスパンションの100%(均衡表のN計算値でもある)とも重なっていました。ここを上抜けたことから、現在は127.2%(161.8%の平方根)にあたる3.1195レベルをターゲットに、引き続きトルコ安が進んでいる段階です。

ドル円も今週はFOMC、日銀会合とドル円の押しが入りやすいと考えられますので、引き続きトルコリラ円も下値プレッシャーが強いと言えます。クーデター未遂直後の安値をトライし、6日安値圏をトライする流れを見たいと思います。

今週は33.60レベルをサポートに、35.50レベルをレジスタンスとする流れを見ておこうと思います。

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