ランド円ショートコメント(21/3/22)

週明けはトルコリラショックが発生、ランドもその余波を受けて安いところから始まりましたが、東京午後に入り先週の終値に近づきつつあるという動きです。

ランド円ショートコメント(21/3/22)

ランド円ショートコメント

まず、先週の振り返り(ショートコメント)ですが「値幅を狭めたもみあいの展開を考え、7.13レベルをサポートに7.33レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が7.25レベル、高値が7.44レベルと、思った以上に底堅い推移を示した一週間となりました。

先週のランドは水曜のFOMCにおいて長期的に超緩和状態が継続するとの見通しから主要通貨ではドル売りとなりましたが、高金利の新興国通貨であるランドでのドル売りの値幅がより大きかったことから、結果としてランド円が上昇することとなりました。しかし、今週には政策金利決定会合を控えていることもあって、週末にかけては若干下げての引けとなっていました。

そして週明けはトルコリラショックが発生、ランドもその余波を受けて安いところから始まりましたが、東京午後に入り先週の終値に近づきつつあるという動きです。トルコリラもだいぶ戻しましたので、それとは関係の無いランドには当然買い戻しが入るという動きでしょう。

今週25日の中銀会合では金利自体は現状維持が予想されていますが、前日にはCPI、同日直前にはPPIが発表されるため、これらの数字次第では会合前に思惑的な動きが出る可能性もあります。特に弱い数字が出ると将来的な利上げの可能性が後退しランド売りにつながりやすくなりそうです。


チャートも見てみましょう。いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。

ランド円ショートコメント

先週高値が当面の高値となってしまった可能性は高いものの、下値も3週前の高値7.17レベルはサポートとなってくるでしょう。

今週は基本的にもみあいの展開を考え、7.17レベルをサポートに7.44レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。

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