ランド円ショートコメント
まず、先週の振り返りですが「大台7.00レベルを割り込む流れを考え、6.90サポートに7.15レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が6.94レベル、高値が7.31レベルと、大台を割り込んだ後の反発が大きく思った以上にランド高の一週間となりました。
先週のランドは週初こそ米金利上昇によるドル高・ランド売りが先行したもののすぐに上昇に転じ、火曜に発表された10〜12月期GDPと木曜に発表された1月製造業生産がどちらも予想よりもかなり良かったことが、米金利低下によるランド買い戻しの動きとともに週後半に向けてのランド大幅高につながりました。
ただ、金曜には米金利上昇でドル高の動きとなった中でドルランドでもドル買いの動きとなり、7.30水準で上値が重くなったこと、そして対円では2月24日につけた年初来高値7.33レベルをトライしきれなかったことや、上昇ペースが速かったこともあって引き続き7.33レベルはレジスタンスとなりやすいと考えられます。
チャートも見てみましょう。いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。
上述した年初来高値をピンクの水平線で示してあります。下値に関しては先週の安値と高値の押しを考えると、半値押しが7.17と先々週の高値と重なりますが、さすがに近すぎる印象です。次の61.8%押しが7.13となり、こちらも近いのですが、ランド円はレンジが広い週の翌週は狭くなりやすいため、動きがいったん鈍くなるとすれば妥当なところでしょうか。
今週は値幅を狭めたもみあいの展開を考え、7.13レベルをサポートに7.33レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。
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