ランド円ショートコメント
まず、先週の振り返りですが「昨年12月高値を上抜ける可能性が高く、6.95レベルをサポートに7.20レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が7.02レベル、高値が7.21レベルと、昨年12月高値7.10をしっかりと上抜け、予想よりもやや底堅い一週間となりました。
先週のランド円は週半ばまではドルランドとドル円が同様のペースでドル安となっていましたが、週後半にドル円が反転する一方でドルランドはその後もドル安が続き、昨年コロナショック以来の7.20台乗せとなりました。先々週時点では新型コロナ南ア変異種にワクチンの効果が薄いといった悪材料もあったのですが、上昇基調に変化は無く7円の大台に乗せてから一度も割り込まなかったということが心理的にサポートしていた印象です。
ドルランドも順調にドル安・ランド高を続けていますので、今週の経済指標でよほど悪い結果が出てくるとか、新たな悪材料が出て来なければ現在のトレンドは今週も継続しやすいと見てよいでしょう。その場合の最初のターゲットとしては2019年12月高値7.81レベルとコロナショック後の安値5.58の78.6%(61.8%の平方根)戻しとなる7.33です。
いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。
現状は青の平行線で示した上昇チャンネルの中でピンクの水平線を引いた7.33をターゲットにしている流れと見てよいでしょう。
今週は7.10レベルをサポートに7.35レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。
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