ランド円ショートコメント
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
まず、先週の振り返りですが「一時的には12月高値を更新する動きも考え、今週は6.98レベルをサポートに、7.13レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは安値が6.98レベル、高値が7.10レベルと、ほぼ予想通りの流れであったと言えるでしょう。
先週のランドは、週初こそ強い地合いとなっていましたが12月高値7.10に並んだものの上抜け出来ず、その後はやや上値の重たい動きとなりました。上抜け出来なかったというテクニカルな面が大きかったと思いますが、年末を控えてのポジション調整や南アフリカの若年層を中心に変異ウイルスの感染が拡大していることも売り材料となったようでした。
今週は南ア材料としては製造業PMI程度ですが、上述の変異ウイルスの影響で新規感染者数は12月31日に過去最高となり、7月時点のピークを明確に超えてきています。南アフリカに限ったことでは無いとはいうものの12月に入ってからの上昇トレンドが横方向のもみあいとなってきていることから今週ももみあい、もしくはやや下げの調整が入りやすいという見方でよさそうです。
いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。
上値は過去3週間7.10の上値の重たさを強く感じさせますし、年末年始の水準はサポートラインに重なる水準でもあります。過去2週間のレンジを基準に考えるとよさそうですから、今週は6.95レベルをサポートに7.10レベルをレジスタンスとする週を見ておきますが、下げ始めると動きが速まりそうな点にだけは注意が必要です。
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