ランド円レポート月曜版
〇先週のランド円、安値6.94レベル、高値7.09レベルで動きの出ない一週間
〇高値圏で膠着、強い地合いながらも前週高値はわずかに抜けられず
〇年末年始に向け取引低調、基本的には横方向のもみあい中心に
〇今週は6.98レベルをサポートに、7.13レベルをレジスタンスとする流れ
まず、先週の振り返り(ショートコメント)ですが、「上昇チャンネル内での上昇トレンド継続を考え、大台7.00レベルをサポートに、7.20レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは、安値が6.94レベル、高値が7.09レベルとなり、主要通貨同様に動きがあったのは週初のみ、週半ば以降はクリスマスを控えほとんど動きが出なかった一週間でした。
先週のランドは、目立った材料はありませんでしたが中期的なランド高のトレンドを継続する週となりました。しかし冒頭に書いた通りで、海外市場がクリスマスとなることもあって週後半はほとんど動きが見られず、高値圏で膠着したまま一週間を終えています。ただ、強い地合いながらも前週高値はわずかに抜けられず、高値切り上げとはなりませんでした。
今週のランドは、本日の11月貿易収支程度しか材料がありませんし、クリスマスが終わったとは言っても、取引量が多い本邦個人投資家は年末年始に向けて取引が低調になってくると考えられ、大きな動きは期待できません。先々週の高値更新はありそうですが、基本的には横方向のもみあいを中心としたものとなりそうです。
さっそくテクニカルに移ります。今週はランド円の週足チャートから見ていきましょう。
昨年末から1年程度の動きを見ると2019年12月高値から、コロナショックもあり2020年4月安値までの急速な下げに対してそれ以降は着実に買い戻しが入り、12月に入ってからは61.8%戻しと7円の大台を上抜け、現在は次のターゲットとなる78.6%(61.8%の平方根)戻しに向かっている段階にあると見られます。この長期的なターゲットはまだ遠い感じはありますが、7.3円はテクニカルに気にしておくべき水準です。
いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。
短期的には11月末の安値を起点としたサポートラインとそれに平行に引いたラインとで構成される上昇チャンネルの中での動きです。上値は7.10を明確に抜ける必要がありますが、下値は今週サポートラインが位置する6.95〜7.00と見てよいでしょう。
主要通貨の動きが出て来ないとランド円も動きにくそうですが、一時的には12月高値を更新する動きも考え、今週は6.98レベルをサポートに、7.13レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。
なお、次回更新はカレンダー通りで1月4日となります。
注:ポイント要約は編集部
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