ランド円ショートコメント
まず先週の振り返りですが、ランド円は2つのテクニカルな水準をベースに「8.45レベルをサポートに、8.74レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは安値が8.47レベル、高値が8.64レベルと、予想外に狭い値幅での取引に終止しました。
先々週は予想外の利下げがあったにもかかわらず目立った動きにはつながらず、先週にいたっては南アフリカ関連での目立ったニュースが無い中、南アフリカランドも円も対ドルで全く同じような動きをしたこともあって、夏休み相場となってしまった様子です。
今週は、本日31日に貿易収支の発表がありますが、よほど予想(94億ランド)から離れた数字でもない限り、月末ですし大きな動きにはならないと見ています。今週はどちらかというと円要因に注意で、そうなると週末の米国雇用統計に注目が集まりますが、ランド円は最近は完全にレンジ内での動きに終止しているため、このレンジを抜け出すことは難しそうです。
いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。
ランド円、ドルランド、ドル円 四時間足
ランド円は先々週に8.74レベルの高値(5月高値と同値)をつけてからはピンクの平行線で示している緩やかな下降チャンネルの中での推移となっています。ただ、チャンネルの下限に近いこともあって、円高のリスクを考える以上、サポートは同線よりも7月安値の8.34レベル(5月安値8.09と5月末高値8.74との61.8%押し)を見ておいたほうがよさそうです。今週は8.35レベルをサポートに、8.60レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。
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