ドル円157円台前半、主要市場のクリスマス休暇入りで市場閑散 (12/25午前)

25日午前の東京市場でドル円は小動きに終始。

ドル円157円台前半、主要市場のクリスマス休暇入りで市場閑散 (12/25午前)

主要市場のクリスマス休暇入りで市場閑散

25日午前の東京市場でドル円は小動きに終始。クリスマスの祝日で香港、シンガポールを含む主要海外市場が休場、市場参加者の少ない中、朝方157.24レベルで取引の始まったドル円は、実需とみられるドル買いに、仲値公表にかけて157.34まで買われたものの基本は動意に欠け、157.04-34の狭いレンジでの取引に終始。東京時間正午現在は157.08での取引です。尚、流動性の低下により、ドル円ですら売買幅(スプレッド)が大きく広がって取引されており、通常より取引コストがかかる状況です。

日経平均株価は、昨晩米主要株価指数が上昇した流れを受け、買いが先行。ただ、その後は海外投資家不在で、様子見気分の強まる中、利食い売りに転じる銘柄も多く、次第に売りに押される展開になりました。結局午前の終値は46円安で、再び39,000円を割りこんで、取引を終了しています。

昨晩海外市場では、クリスマスイブで欧州を中心に祝日扱いで休場となっているところが多く、流動性が低下する中で、短縮取引となった米債券市場では長期金利の上昇が継続。米10年債利回りは一時4.625%まで上昇。既にクリスマス休暇明け取引を先取りして織り込みつつある様相となっています。ドル円は市場閑散の中で、動きは鈍かったものの、米長期金利上昇につれ、米国時間は157円台前半をじり高推移し、157.38の高値をつけた後157.22でアジア時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、昨日同様高値圏での横ばい推移が継続。主要テクニカルポイントはいずれも遥か下方にあって、強いドル買い地合いが維持されています。
本日は日本以外のほとんどの主要市場がクリスマスで休場となっており、午後に日銀植田総裁の講演が予定されているものの、為替市場は大きな動きは予想されません。本格的な取引再開は、欧米市場関係者が休暇から戻る(一方で本邦市場関係者は長い年末年始の祝日に入る)、来週週明け以降となりそうです。

これまで編集部で執筆を担当しておりました、ドル円の「午前報」も、本日限りで更新を終了させていただきます。これまで、長い間ご愛読いただき、誠にありがとうございました。

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