ユーロは一旦踊り場か(17/7/31)

先週26日にユーロドルの見通しとしていったん高値をつけ押しが入る可能性を書きましたが、結局押しは入らずそのまま一段高の流れとなり、

ユーロは一旦踊り場か(17/7/31)

ユーロは一旦踊り場か

先週26日にユーロドルの見通しとしていったん高値をつけ押しが入る可能性を書きましたが、結局押しは入らずそのまま一段高の流れとなり、27日には1.1777の高値をつける動きを見せました。ユーロ買いの材料に加え、ドル売り、円買いと周辺通貨もまたユーロ高の支援要因となった先週後半でした。

週報にも書いたとおり、現在のドル安トレンドはユーロ高から円高へと主役を交代してきたようにも見えます。もちろん、長期的にはユーロ高トレンドは継続するものの、これまでにも書いてきた通り、1.17台というのはいったん踊り場を形成しやすい水準であることは変わりません。

今年の3月にセミナー用に使ったチャートが出てきて、その時の値幅観測の水準が今見ると非常に面白いものがあるので、改めて出しておきたいと思います。2016年初から現在までのユーロドルの週足チャートをご覧ください。

           ユーロドル 週足

           ユーロドル 週足

赤いラインは2014年高値1.3993と2017年安値1.0341との38.2%フィボナッチ・リトレースメントにあたる1.1736ですが、青い線は今年1月に長期の底となった1.0341を起点に、1.0829までの上げ、その後の1.0494への押しをベースにN波動から計算したフィボナッチエクスパンションです。

3月末に1.0906をつけ1.0829を抜けたことでエクスパンションの準備が整ったわけですが、その時点での100%エクスパンションが1.0982、161.8%エクスパンションが1.1284でした。当時は、これら2つをターゲットとしてあげたのみでしたが、今こうして振り返ると両者ともにいったんは踊り場(ピンクの点線で示した丸)となっていたことがわかります。

そして、エクスパンションの最大値とも言えるのが261.8%エクスパンションで1.1772とほぼ先週高値と一致すると同時に上記38.2%リトレースメントともかなり近いレートです。ここにもピンクの点線で丸を囲ってみましたが、多少の誤差があってもいったん踊り場を形成する調整局面が近いのではないでしょうか。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る