トルコリラ円ショートコメント(2021年9月13日)

先週のトルコリラ円は、安値が12.87レベル、高値が13.26レベルと、予想以上にトルコリラ安の一週間となりました。

トルコリラ円ショートコメント(2021年9月13日)

トルコリラ円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが「上昇チャンネル上半分を中心とした動きを想定し、13.05レベルをサポートに13.35レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が12.87レベル、高値が13.26レベルと、予想以上にトルコリラ安の一週間となりました。

先週のトルコリラは8日に一気に下げる動きとなりましたが、これはトルコ中銀総裁が8日の講演で金融政策の方針を変更し、CPIではなくCPIコア(食品、エネルギーを除く)が重要であると発言したことによるものです。現在トルコの政策金利は19.0%、いっぽうでCPIは19.25%でしたが、コアは16.76%と低下傾向にあります。

市場参加者はこの約2.5%インフレ指標が下がることを、次回以降の中銀会合における利下げの可能性ありと判断したため、トルコリラは対ドル、対円で大きく下げることとなりました。今週はトルコリラ国内の経済指標は重要度がそれほど高くありませんが、来週23日には中銀会合が控えていますので、それまでトルコリラ買いは出にくい地合いとなりそうです。

いつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

トルコリラ円ショートコメント

これまでのピンクの上昇チャンネルとそのセンターラインを見ると、トルコ中銀総裁講演でセンターラインを下抜け、現状は上昇チャンネルの下半分での動きが妥当に思えます。

今週は上昇チャンネル下半分を基本にしながらも、先週安値を若干下回る12.85レベルをサポートに13.10レベルをレジスタンスとする週を見ておくこととします。

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