トルコリラ円ショートコメント(18/7/23)

安値が22.93レベル、高値が23.70レベルと予想よりも狭いレンジの中でトルコリラは比較的堅調な値動きを続けました。

トルコリラ円ショートコメント(18/7/23)

トルコリラ円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが、上値の重たい動きを考えざるを得ず「23.50レベルをレジスタンスに22.50レベルをサポートとする週」を考えました。実際のレンジは、安値が22.93レベル、高値が23.70レベルと予想よりも狭いレンジの中でトルコリラは比較的堅調な値動きを続けました。

先週のトルコリラは、前週までの新閣僚メンバーに対する懸念等が一巡したこと、また2年ぶり(2016年7月21日に宣言)に非常事態宣言が19日に解除された(憲法の規定で自動に失効した)こともあって比較的落ち着いた動きになったと考えられます。しかし、非常事態宣言は解除されたものの別の集会制限等の法律が準備されていることや、強い大統領の権限を考えると実質的には何も変わっていないと取るべきでしょう。

そして、今週ですがビッグイベントの政策金利発表が24日にあります。予想では現状の17.75%から18.75%〜19.00%に引き上げられるのではないか、との見方となっています。いまのところ中銀の独立性に対して介入は見られませんので、利上げは行われるのでしょうが、果たしてどの程度の上げ幅になるのか。もし、0.75%といった予想を下回る利上げに留まった場合には、トルコリラ売りが出て来ると考えられ、予想通りであれば大きな動きにはつながらないといったところだと思われます。

トルコリラ円ショートコメント

4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

当面は、2週前のレンジ22.42〜24.47の間での値動きが予想され、先週もほぼその半値(23.44)を挟んでの動きとなっていました。今週もこの半値を中心とした動きを前提に、まずは明日の政策金利発表待ちとなります。

政策金利発表での異変が無いとして、22.80レベルをサポートに23.70レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。

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