ランド円ショートコメント
まず、先週の振り返りですが、テクニカルには短期的に底堅い展開を続けやすいという判断からランド円は上昇傾向を継続しやすく「8.10レベルをサポートに、8.30レベルをレジスタンスとする流れ」を考えました。実際のレンジは、安値が8.17レベル、高値が8.51レベルと予想よりランド高の動きとなりました。
先週の南アランドは、前週までの流れを受けて対ドル、対円ともにランド買いが継続する中、ドル円がテクニカルに重要なポイントを上抜けたことによる円大幅安で、ドル円の動きもまた週後半のランド円上昇に寄与したと言えるでしょう。
それ以外には特に目立った材料もありませんでしたが、今週は18日CPIに続いて19日には金融政策の発表があります。コンセンサスは現状維持となっていますが、仮にCPIが高かった場合でも原状維持なのかどうか、また中銀からはどのようなコメントが出て来るのか、まずは前日のCPIの数字を見たいというところでしょうか。おそらく、その場合でも今回は金利に手を振れず次回に持ち越しということになるでしょうが、マーケットの方はここまで上昇が続いてきただけに、ランド売りで反応する可能性は否定できません。
4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)
先週も書きましたが、明らかに安値を切り上げる動きは継続しています。ピンクの平行線で上昇チャンネルを引いてみましたが、CPIも変な数字が出なければランド安懸念も出ず、引き続き底堅いドル円の動きも手伝って上昇トレンドを続けやすいということになりそうです。
今週は波乱予想はせず、上昇トレンドの継続を前提に8.35レベルをサポートに8.65レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。
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