ドル高止まらず(2016年12月16日)

米国大統領選開票日の安値(101.19)から昨夕の高値(118.66)まで既に17円47銭、大統領選開票日終値(105.15)からでも13円51銭と、この間目立った調整も無いままに

ドル高止まらず(2016年12月16日)

ドル高止まらず

米国大統領選開票日の安値(101.19)から昨夕の高値(118.66)まで既に17円47銭、大統領選開票日終値(105.15)からでも13円51銭と、この間目立った調整も無いままに大幅なドル高・円安相場が続いています。昨夕までは円独歩安に近かったのですが、ユーロドルも2015年安値(1.0463)を下抜けたことでパリティ(1ユーロ1ドル)を視野に入れてきたと考えられます。現在のドルは対円でどこに向かっているのか、長期チャートを見てテクニカルな観点からターゲットを見てみましょう。

まず、ドル円は週足チャートご覧ください。

              ドル円週足

              ドル円週足

2014年のドル急騰時の値幅18円とほぼ一致

開票日以降わずか6週間のドル急騰となっていることがわかりますが、こうしたドル急騰は2014年にもありました。期間的にはもう少し長いのですが、9月に入ってそれまでの高値圏となっていた104円台前半を上抜け、更にその後10月には日銀の追加緩和政策も手伝って12月第1週には121.69までドルが駆け上がっています。値幅としては18円弱、ほぼ今回の大統領選の開票日以降の値幅と同じです。

当時は期間が倍ほどあり、途中5円弱の調整を挟んでいますが、トレンドに勢いがある時には10円どころか20円近い値幅の変動が起こり得ること。また当時も米系ヘッジファンドが円相場と日本株で大きな利益を上げたと話題になりましたが、今回もおそらく同じ役者が同じ場所で市場参加者をかく乱させているであろうことが想像できます。

年末年始にも120円の大台トライが今回のゴールか?

次に、今のドル円は何処に向かっているのかですが、年末年始にでも120円の大台を一度はトライする可能性が高いと見ています。また2015年高値(125.86)と今年安値(99.02)の78.6%(61.8%の平方根)戻しが120.11とほぼ一致しています。大台であり、値幅観測のターゲットでもある120円は今回のドル高相場のひとつのゴールと考えて良さそうです。

その前の2014年のような5円程度の調整が入るかもしれませんが、その場合も絶好の押し目と考えた方がよいでしょう。

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