ドル円120台を目指す流れ(2016年12月16日)

FOMCの余韻が残る中

ドル円120台を目指す流れ(2016年12月16日)

ドル円:12月16日のファンダメンタル分析

ドル円120台は時間の問題か

前日FOMC後のドル急騰の影響が続き多少の上下を挟みながらもドルが一段高の展開となりました。ドル円は米金利上昇とともに欧州市場で118円台に乗せると一時118.66レベルまで急騰し、その後は118円台前半でやや荒っぽい値動きを継続。ユーロドルも1.05割れの後の足踏み状態から昨年安値を割り込むと一気に水準を下げ、NY市場の昼頃には1.0367レベルと円安からドル全面高の流れへと転じる動きとなりました。

ドル円:12月16日のテクニカル分析

120を試す流れ

ドル円は、今週の安値圏から既に4円近い円安の動きとなっていますが、調整を待っているとさらに上昇という流れを繰り返し、押し目待ちに押し目無しという相場格言の状態です。大統領選後の安値圏の101〜2円を起点と考えた場合、勢いが強い場合20円程度の動きが短期に起きることもあり、今回も波乱の主役がヘッジファンド等の投機筋であれば2014年と同じような動きを繰り返す可能性があります。2014年は9月の104円台前半から年末には122円近くまで約18円の円安の動きを3カ月弱の間に演じました。今回も同じペースとは言えないまでも1月のトランプ大統領就任後に120円台があってもおかしくはないと言えるでしょう。今後もトレンドはドル高と考えますが、本日のところはさすがに週末を前に新高値更新は無いのではないかと見ています。117.60レベルをサポートに、118.60レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

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