WTIテクニカル
昨日開かれたOPEC総会では需要減少を懸念して、現在の120万バレルから170万バレルへの減産拡大(日量50万バレルの追加減産)が提案されています。本日、非OPEC加盟国も含めたOPECプラスにおいて同提案への協力を得たいという動きのようですが、あまり効果は出ない可能性があります。
というのも、現在世界最大の産油国は米国で第2位のサウジアラビア(約1200万バレル)よりも日量100万バレルほど多い1300万バレルの原油生産をしていて純輸出国となっています。しかも、シェールオイルの算出が増えていることから、ここ数年の米国の産油量の伸びは大きく、これは2027年まで続き最終的には1400万バレルを超えると言われます。
いくらOPEC加盟国が減産しても、一部は米国の増産で相殺されますし、おそらく非OPEC加盟国でも増産が出来るならば増産を考える国はあるはずで、第3位のロシア(約1100万バレル)がどう動くかというところが注目材料でしょう。
ただテクニカルには長期に渡って高値を切り下げ、安値を切り下げる流れの中で、今年10月以降は緩やかな価格上昇を見せています。WTIの日足チャートをご覧ください。
WTI日足
だいぶ長期レジスタンスに近づいてきたことや、同レジスタンスが年内には60ドルの大台も割り込むことを考えると、仮に多少上がったとしてもテクニカルには売り場となる可能性が高そうなチャートに見えます。
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Edited by:山中 康司
2020.01.25
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