WTI(NY原油)テクニカル
主要通貨の動きは冴えず、このままドル円もユーロドルも変動相場制移行後の最低レンジを大幅に更新して2019年が終わる気配が濃厚になってきました。いっぽうで株式やコモディティなど他市場はそれなりに動きがあり、まだ面白いと言えます。
今回は久しぶりにWTI(NY原油)をテクニカルな観点から見てみましょう。
週足チャートをご覧ください。
昨年第4四半期は大きな下げ、今年の第1四半期はそれに対する戻しという動きの後はWTIも比較的穏やかな動きとなり、ほぼ56ドル水準を中心としたもみあいが続いています。しかし、ラインマーカーで示したように6月以降トリプルボトムを付け、直近では青いラインで示した上昇ウェッジの中で買い戻しが続いています。
ここからの動きですが、直近高値と安値の61.8%戻しが58.65とほぼ今週の高値と一致していることがわかり、いったん達成感が出やすい水準です。おそらく、いったん調整の下げ(といっても上昇ウェッジのサポートラインあたりまで)を挟み、そこから次のターゲットとして60ドルの大台を試しにいくという展開が考えられます。
ちょうど78.6%(61.8%の平方根)戻しが60.73となっていて、60ドルの大台と重なっている点も、あと少しの上昇につながりやすいと言えるでしょう。
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WTIテクニカル 12月6日アップデート(19/12/6)
仮に多少上がったとしてもテクニカルには売り場となる可能性が高そうなチャートに見えます。
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