アルゼンチンペソ再び急落
トルコリラは落ち着きを取り戻した後、直近のところでは緩やかなトルコリラ安となっていますが、新興国通貨の中でも急落の先陣を切ったアルゼンチンペソが再び急落しています。
下のチャートはドル・アルゼンチンペソの日足チャートです
アルゼンチンペソは、ゴールデンウィークの頃(左から2つ目の四角が5月)に急落と緊急利上げを繰り返していましたが、トルコリラが急落した際に予防的措置として5%の緊急利上げを行ったものの、昨日改めて急落に見舞われています。8月28日終値が31.433、昨日29日終値が33.897と一日で7.8%ものアルゼンチンペソ安を演じました。これは一日としては過去最大のペソ急落となります。
アルゼンチンの大統領はIMFに対して前倒しで融資要請を行いましたが、アルゼンチンペソが新興国通貨安の引き金だったことを思い起こすと、トルコリラ、場合によっては南アランドなどしばらくの間は新興国通貨からの資金引き上げの動きには注視が必要と思われます。
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