ユーロドル1.06台前半に急落、独各地方のCPIが急低下 (5/31夕)

31日の東京市場でユーロドルは大きく値を下げる動き。

ユーロドル1.06台前半に急落、独各地方のCPIが急低下 (5/31夕)

ユーロドル1.06台前半に急落、独各地方のCPIが急低下

31日の東京市場でユーロドルは大きく値を下げる動き。午前中に発表された中国の製造業・非製造業PMIの数値が予想、前月をいずれも下回ったことで市場はリスク回避ムードが強まり、朝方1.0734レベルで取引が始まったユーロドルは、昼過ぎには1.07割れの水準へ。今晩の5月のドイツのCPI発表を前に、夕刻順次発表されているドイツ各地域のCPIが軒並み低く、フランスの5月CPIも予想を大きく下回って低下したことが追い打ちをかけ、欧州金利先高観の後退からユーロは夕刻一段安となり、一時1.0659まで下げて、東京時間18:30現在は1.0670レベルで取引されています。

昨晩海外市場でユーロドルは、序盤は大きく下げて1.07割れとなったものの、米長期金利低下に伴い米国時間にかけ1.0747レベルまで反発。しかし、米国時間に入り連休明けの米市場がリスクオフに傾くと反落し、一旦1.0714まで下押した後持ち直し、1.0734レベルで東京時間につないでいます。

テクニカルにはユーロドルは強いユーロ売り地合いを維持。本日の下落で3/15安値1.0516から1.1095までの上昇の76.4%戻し1.0653に接近。同水準を下抜けると、3/15安値1.0516そのものが視野に入って来ます。

序盤の欧州主要株価指数先物は、おおむね軟調推移。今晩この後は、21:00に独5月CPI、22:45 にシカゴ購買部協会景況指数、23:00には米4月求人件数の発表が予定されています。

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