ユーロドル高値圏から反落、1.22割れの水準へ後退 (12/21夕) 

21日の東京市場でユーロドルは軟調推移。

ユーロドル高値圏から反落、1.22割れの水準へ後退 (12/21夕) 

ユーロドル高値圏から反落、1.22割れの水準へ後退

21日の東京市場でユーロドルは軟調推移。英欧通商協議の最終期限と目されていた12/20を過ぎても何ら進展が盛られなかったことで、オセアニア市場で先週末の終値1.2258から大きく下に窓を開けて1.2217で取引が始まったユーロドルは、東京時間に入ってからも下落が止まらず、正午前には1.22を割り込みました。夕刻欧州勢参入後には安値を1.2168まで広げたものの、その後1.2227に急上昇するなど不安定な動きとなり、東京時間18:30現在は1.2220レベルの取引です。

先週末の海外市場では一部で英欧交渉は週末に何らかの妥協点を見出すだろうとの楽観が広がり、前日高値にはわずかに及ばなかったものの、1.2272の高値をつけて、高値圏の1.2257で越週していました。FOMC後の米金融緩和長期化観測によるドル売りもユーロドルの上昇をサポートしました。

週明け21日も英欧の交渉継続は確認されたものの、合意の機会が狭まりつつあること、週末に米国の追加経済対策が合意されたこと、さらに英国内にコロナウイルスの感染性の強い変異が見られ、EU各国が英国のブロックに動いたことなどが重なり、英ポンドが東京時間17:30時点で対ドル1.8%以上下落しています。

序盤の欧州主要株価指数はほぼ全面安。今晩この後は22:30にシカゴ連銀全米活動指数の発表が予定されています。

ユーロドル高値圏から反落、1.22割れの水準へ後退

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