シカゴポジション(CME)261
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。
主要通貨ポジション(単位:枚)(2020年12月15日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
シカゴは総じて、ポジション枚数を落としてきており、クリスマス前の持ち高調整になった模様です。明日の締日は週末に向けた3・4連休を控えており、ポジション調整の可能性が高くなっています。
シカゴのNZドルは引き続きNZドルのロングを積み上げてきました。差し引き3,600枚のロングを積み上げ、ネットで14,200枚と目安のネット1.5万枚→2万枚の、前者まできました。シカゴは過去に4万枚のネットポジションを積み上げたこともありますが、前回のショート攻めでは1回のみ2万枚乗せ、その他は1.5万枚で14週間経過したことがあります。従いまして、今回の積み上げも1段落の可能性があります。チャートを見ると、綺麗なNZドル高トレンドラインの上限に向かっており、レンジは0.6690〜0.7210になっています。高値は先週17日に0.7172を付けてから、現在は80ピップス程度のNZドル安になっています。
さて、実際の相場は11月初旬を起点にした流れは0.7000〜0.7220になっています。11月13日を起点にすると、サポートが0.7080になり、現在のスポットはこのサポートを維持出来るか否かとなっています。万一切れた場合は0.7000サポートですが、ここも維持できないと、豪ドル同様に下押しが深くなる可能性が高まります。この場合は0.6970、0.6920〜30の順にサポートがあります。上値は0.7140〜50、0.7170〜80、0.7220の順に抵抗線あります。
(1NZドル=0.7088ドル、12月21日14:30)
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