A$シカゴポジション(2020年12月15日現在)

シカゴは豪ドルショートを維持しています。

A$シカゴポジション(2020年12月15日現在)

シカゴポジション(CME)261

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション(CME)261

主要通貨ポジション(単位:枚)(2020年12月15日現在の数値)

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル

シカゴは総じて、ポジション枚数を落としてきており、クリスマス前の持ち高調整になった模様です。明日の締日は週末に向けた3・4連休を控えており、ポジション調整の可能性が高くなっています。

シカゴは豪ドルショートを維持しています。総枚数を大きく減らしているので、リスク回避となっています。一段の豪ドル高となり、さすがにポジションを落としてきました。ロングは4,800枚減、ショートは5,600枚減で、差し引き800枚のショート減となりネット9,300枚のショートになりました。締日1週間で豪ドルは140ピップス強も上げ、シカゴにとっては厳しい状況が継続しています。それまでのシカゴの総枚数増が相場を動かした観があり、明日の締日が注目されます。シカゴがスクエアに近いポジションになると、豪ドル上げが一段落しそうな気配となっています。

チャートを見ると、先週の締日は終値が0.7557、ウェッジ上限が0.7540付近でした。今週は0.7550付近まで上がるので、明日の締日でこれ以下になると、先週の上抜けは誤差の範囲内になります。今週は木曜日以降が休みになりそうですので、明日の締日に向けた動きが今日・明日出ると思います。

さて、実際の相場では先週の段階でウェッジを上抜けており、シカゴ締日で戻されるか否かをみるとしましたが、完全に上抜けて終わり、現在は0.7510〜0.7680の急角度の豪ドル高トレンドに入っています。先週木曜日に0.7641の高値を付けてから、現在のスポットは70ピップス(スポット0.7570絡み)も下落しており、0.7510のサポートを維持できるかポイントになりそうです。10月30日の底値が0.6991で、約1ヶ月半で650ピップスの豪ドル上げですので、万一サポート切れた場合は38.2%押しで0.7393、50%で0.7316、61.8%で0.7239になり、豪ドル高からの調整入りも想定する必要があるかもしれません。

その意味でも明日の締日のポジションには注目したいと思います。尚、0.7510を切った場合は0.7480、0.7440〜50、0.7400にサポートあります。最後が38.2%に相当します。上値は0.7640の抵抗線を越えることが必要になります。

シカゴポジション(CME)261 2枚目の画像

(1豪ドル=0.7562米ドル、12月21日14:30)

オーダー/ポジション状況

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