NZ/円、短期は“NZ強気”の流れ。中期も“強気”。
17日に発表されたNZ7-9月期のGDPは前期比+14.0%となり、市場予想の+13.5%を上回りました。また4-6月期も▼12.2%から▼11.0%に上方修正されています。都市封鎖が解除されて経済活動が予想より広範囲に及んだためと見られており、為替相場は対米ドル、対円で上値トライの動きが強まっています。NZドルは対米ドルで2018年4月以来の、また対円でも2019年5月以来の高値を更新中です。
チャートを見ると日足は、10/30に付けた68.87を直近安値として新たな上昇トレンドに入っており、短期トレンドは“NZ強気”の流れにあります。75〜76円台には中期的に見ても強い上値抵抗がありますが、短期トレンドが強い状態にあることから急落にも繋がり難い状態です。72円割れで終えた場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻しますが、この場合でも中期トレンドが強い状態にあり、週足が70円割れで越週するか、日足が69円割れで終えない限り、トレンドは大きく変化しません。日足の上値抵抗は74.00-10、74.80-90、75.70-80に、下値抵抗は73.20-30、72.70-80、72.20-30にあります。21日、120日、200日移動平均線は、73.23、70.79と68.96に位置しており、短期トレンドは“NZ強気”の流れにあります。
一方週足は、6週連続陽線引けとなり、下値を急角度で切り上げています。個々の足が強いものではありませんが、72.00超えから新たな上昇トレンド形成の動きに入っており、これを割り込んで越週しない限り、下値余地も拡がり難い状態です。また74円台で越週した場合は74〜76円ゾーンでの新たな上昇トレンド形成の動きに入る可能性が生じます。但し、75〜76円台には長期的に見た強い抵抗が控えており、これらを一気に上抜けるのも難しいと見られます。週足の上値抵抗は74.10-20、75.90-00、76.30-40に、下値抵抗は73.10-20、72.00-10にあります。31週、62週移動平均線は70.33と69.49に位置しており、中期トレンドは“NZ強気”の流れに入っています。
12/17現在、31週移動平均線は70.33に62週線は69.49にあり、中期トレンドは“NZ強気”の流れにある。
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