3. ユーロドルFOMC終了後も続伸、東京時間に年初来高値を更新 (12/17夕)

ユーロドルFOMC終了後も続伸、東京時間に年初来高値を更新 (12/17夕)

17日の東京市場でユーロドルはほぼ一方向で上昇。

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ユーロドルFOMC終了後も続伸、東京時間に年初来高値を更新 (12/17夕)

ユーロドルFOMC終了後も続伸、東京時間に年初来高値を更新

17日の東京市場でユーロドルはほぼ一方向で上昇。朝方1.21台後半で寄り付いた後、早朝、午前、午後と三段階で値を上げ、正午頃には昨日ロンドン時間につけた高値1.2122を抜いて年初来高値を更新しました。夕刻欧州勢参入後もユーロ買いは止まず、1.2244まで上昇した後東京時間18:30現在は1.2227レベルで取引されています。

昨晩海外市場ではFOMCでの追加緩和期待が高まり、序盤にドルが下落、ユーロドルは一時1.2212まで上昇しました。本日未明公表のFOMC声明文ではフォワードガイダンスが変更され、長期に亘り緩和的スタンスを続ける方針が明確にされたものの、市場が織り込みつつあった債券買い入れ額の増加や、買入債券の年限長期化等の具体的追加緩和策は示されず、発表直後ユーロドルは1.2125まで急落しました。しかし、パウエル議長が記者会見で、フォワードガイダンス強化の意味合いを強調したこと等からNY終盤には1.22台を回復し東京時間につないでいます。

テクニカルにはユーロドルは本日の上昇で完全に上昇基調に復した形です。当面のターゲットは3月からの中期上昇トレンドの上限(本日1.2293)。そこを抜けると11月からの短期のより急な上昇トレンドの上限が本日1.2344です。基本的には現レベルから上は2018年2月につけた高値1.2555まであまりレジスタンスらしいレジスタンスもなく、クリスマスに向けて取引が細る時期ですが、英欧通商協議が未だ流動的なことも含め、波乱含みと言えます。

序盤の欧州主要株価指数はおおむね上昇　今晩この後は21:00に英中銀金融政策発表、22:30に米新規失業保険申請件数、住宅着工件数、建設許可件数、およびフィラデルフィア連銀景況指数の発表があります。
尚、先ほどフランスのマクロン大統領が新型コロナウイルス検査で陽性との報道が流れています。

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